SSブログ

悲しみに包まれる "タイ" ... プミポン国王 死去

昨夜、深夜のニュースで知りました。
ここ数年、年齢が年齢なので タイの方や、タイ在住の日本人から国王の容態について
心配だと言うことは伺っておりました。

タイ では、若い世代の人々にも絶大な人気と言うか、心から尊敬され親しまれている
様子が伺えたものです。

昭和天皇の在位 64年よりも長い 70年 ...
18歳から国王として、しかも 70年前と今では全く違う時代背景の中、プミポン国王
と言うお方が、いったいどのような人生を送られて来たのか ... 
その、激動の人生について詳しく知りたいと思い始めました。

私が 小中学生頃に好きだった TV番組『知ってるつもり?!』みたいな分かり易い
TV番組で、是非 プミポン国王 を取り上げて欲しいものです。

それにしても 日本の天皇家や、世界には王国が多数存在しますが、国王と聞くと ...
何だか歴史の話のような ... 近代国家にあっては、ある種 "お伽話" のような不思議な
感覚が 私には持たらされると共に ... その存在のおかげで、その国の重みと言うか、
"箔が付く" ようで、そう言う部分って物凄く大切なんだなぁ ... と感じます。

日本も昭和30年代頃まではそうだったそうですが、町のあちこちで普通に国旗が掲げられ、
天皇ご夫妻のお写真が各家庭に飾られていたそうですが、私は既にそのような環境では
なかったので、今でも タイ や他の王国へ行くと目にする国旗の数や、国王・王様 の
写真があちこちに飾られているのを見ると、愛国心的な温かな気持ちを感じます。

しかも、そう言えば ... と思い出したのが、バンコクの街中を歩いていた時のこと、
夕方 5時頃にどこからどもなく音楽が街中で流れ始め ... それは タイ の国家だったのですが、
すると ... さっきまで忙しなく歩き回ったり 動き回っていた人々が、見事に ピター っと、
その場に立ち止まるじゃないですか ...

あの光景には驚きましたね ... 国家が流れ出し、敬意を表すように直立不動で周囲全ての者が
動きを止める ... あの大都会 バンコク で ...

後で付近の人に聞いてみたら、それは決まった日や特別な日にそうなるのでは無く、毎日
夕方の決まった時刻に執り行われる レギュラー なある種 生活に浸透した礼拝のようなもの ...

国が ... どんなに近代化しようとも忘れられないで継承される精神と言うか、そう言う風習が
残る国って素敵だな ... と思えた瞬間でした。

しばらくは悲しみに包まれている タイ でしょうが、ASEAN で ... しかも日本とは経済的にも
重要な位置付けの国なので、亡くなられた プミポン国王 の強い精神を引き継いで、新たな時代の
国家 タイ を迎えて欲しいものです。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。